その日の夜はガイドのペマさんのお宅にお呼ばれでした。
風が強く、急きょ屋内で開催となったのですが、ペマさんのお宅には、14人がお邪魔してもまったく問題のない広々とした居間。薪ストーブが温かな雰囲気です。
真ん中のテーブルに集められたワイン、焼酎、ビール、ジュースはいったい何人分?という量で驚きました。
まずはスナックやクラッカーをつまみながらお酒を片手に自己紹介タイム。
みんなのそれぞれ挨拶が終わって、ペマさんもニコニコしながらご挨拶されました。
「みんな、忙しいところ、とても遠いところを来てくださってありがとう。
とてもたくさんの人々がいる中で、遠く離れた私たちが、今ここに
私の家で出会ったということは、きっと生まれる前に、家族だったのかも
しれないと思っています。だから、僕はガイドとして足りないところはあるかも
しれないけれど、家族にするように、精一杯おもてなしをさせていただきますね」
もしかして、生まれる前に家族だったかも…。
そう思うと、いろんな人を大切に思えるものだなあと心が温まりました。
そしてお話が弾み、酔いがすっかり回ったころにご飯ができました、と奥様。
まるでレストランのように、たくさんのお鍋に盛られた各種のお料理を、バイキング形式でおいしくいただきました。
親戚(?)総出でご準備いただいたようです。(ありがとうございます!)
ブータンの人たちは、家族、親戚、ご近所さんと、本当に仲良しです。
いろんなお話をする中で、みんな陽気になってきて、歌自慢大会?なぜか輪になって「炭坑節」で踊ったり…最後にはペマさんのリクエストで「涙そうそう」を大合唱。
ますますお酒がまわって、初対面の方のおうちにも関わらず、リラックスしてつぶれる人も。笑 ブータンの方々はみなさんおもてなし上手。とってもたのしい貴重な時間でした。
(注:左は未成年につき飲んでいません。リアルにつぶれた大人の横で、にんまり寝たふり♪)
(2013年報告集より/報告者:前田さん)
★★あなたもブータンGNHツアーに参加しませんか♪ブータン情報はこちら!★★
2013年05月28日
ペマさん宅ホームパーティ【2013年春GNHツアー報告集より】
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| 2013春GNHツアー
2013年05月10日
写真展『 もうひとつのブータン 〜本当の豊かさを求めて 』@カフェスロー
九州より少し小さいヒマラヤの小国、ブータン。
ナマケモノ倶楽部がスローツーリズムを通じて出会ったブータンのふつうの人々の暮らし、文化、自然。
メディアでは伝わらない、日本でのあなたの暮らしの幸せ度「GNH」度をあげていく「もうひとつの」ブータンをお届けします。
ナマケモノ倶楽部が「人と人、人と自然のつながりなおし」をテーマにエクアドル、ミャンマー、オーストラリア、日本各地で展開してきたスローツーリズム。
その中で、2007年から、ブータンの「GNH」(国民総幸福)、お金では買うことのできない「豊かさ」を、水、土、生態系、コミュニティ、家族、ローカリズム、農、食、時間、伝統文化などから問い直す、GNHツアーを企画・実施してきました。
GNHを探す旅の中で、ナマケモノ倶楽部が出会った人々の暮らしや文化、伝統と自然。
メディアの中では見えなかった魅力を存分にお届けする、ブータン写真展を国分寺のカフェスローで開催します!
会期:5月14日(火)〜19日(日)
14日〜16日:11:30〜18:00
17日:11:30〜15:30
19日:11:30〜16:00
※18日は終日イベント開催、ギャラリーはお休みとなります。
場所:カフェスローギャラリー(JR国分寺駅南口より徒歩5分)
★★ただいま、9月のブータンGNHツアー募集中!★★
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| GNHツアー
2013年05月05日
9月GNHツアー募集開始!〜ドチュカ村でのホームステイ&ツェチュ祭
ブータンGNHツアー2013・秋の募集がはじまりました!
http://www.sloth.gr.jp/events/bhutangnhtour2013autumn/
ナマケモノ倶楽部では、春と秋をメインに、ブータンへのGNHツアーを企画しています。
なぜNGOがツーリズム?と思う方も多いかもしれません。
ナマケモノ倶楽部が提唱するGNHツアー、もといスローツーリズム、それは、「人と人、人と自然、人と文化」のつながり直しのきっかけを提供する旅なのです。観光スポットを「お客」として訪ねるのではなく、「豊かさ」「しあわせ」を問い直すヒントがある現場におじゃまさせていただき、できるだけ現場の人々、自然、文化に触れさせていただくことで、自分の中で考えを深めていくという旅です。
また、一緒に旅をするメンバーの多様性も特色のひとつ。大学生から(過去の最年少は高校三年生)70代のシニアまで、全国から、職業も様々。共通するのは、スロー、環境、食、トランジションタウン、伝統医療といったキーワードに関心のある方が多いこと。ツアーの途中で何回かあるシェアリングサークルでは、旅の途中で感じていることを共有しあいますが、そのあとも話がつきることがありません。
毎回ツアーに組み込むのはインタビュー。農業を営む方のお家、政府や行政の立場でGNHの普及にあたっている組織や個人、伝統治療院など、みなでお話を伺い、質問もさせていただくことで、ときにはディスカッションにも発展します。人々の生の声を聞けるのは、やはりツアーで訪れている醍醐味ですね。
今回の目玉は、ドチュカ村でのホームステイ(1泊)と、首都ティンプーで開かれるツェチュ祭に参加すること。秋のブータンは実りの秋。棚田では収穫間近の稲穂が並ぶ美しい風景も見ることができます。
最後のタクツァン僧院、そしてツアー中、いつも持ち歩くのはごみ袋。観光客の態度が、ブータンの人々から見られていることを意識し、持ち込んだごみは持ち帰る。自分のものではなくとも、ブータン産でないごみ(自然に還らないごみ)はできるだけ拾うことを、ツアーでは心掛けています。
フォトジェニックな点でも魅力的なブータン。ぜひ一緒に訪れてみませんか?
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| GNHツアー