
ブータンのペマさんから電話が入る。「ワタシハ、ペマ、デス。」「あー、ペマさん!」「Finally they arrived to Bhutan」そこからは英語になる。そう、ナマケモノ倶楽部からのブータン、タイGNHツアー参加者11名は、タイでの3日間のスローダウンを終え、今日からブータン入りなのです。
ブータンと日本の時差は3時間。このブログを書いている今ごろは、きっと、ティンプーの宿で、ジグメ・ドゥッパ氏のトークライブ中のことでしょう。ジグメさんは、ブータンが誇る伝統音楽家で、彼の若さで多種多様な民族楽器を操れる人は彼のほかにはいません。というと大げさですが、半分ホントウで、今、彼は自分が受け継いだその知恵を、次の世代に引き継ごうと、伝統音楽学校の校長先生もしています。
あ、ブータンのドゥルック・エアーで流れる横笛のBGMはジグメさんのものです。なんとも気品が漂う彼の風貌は、辻信一さんいわく「ブータンのヨン様!」。なるほどとうなづけてしまうから不思議です。
■ソトコト2006年1月号掲載「Dialogue Slow is Beautiful:辻信一×ジグメ・ドゥッパ」
GNH幸福主義。ブータンの愉しき音楽家(PDFで開きます)