2011年07月12日

みなさん、これからは、GNHでいきましょう〜新刊『しあわせの開発学』

タイの注目パーソン、スラックさんの初の日本語著書『しあわせの開発学 ーーエンゲージド・ブディズム入門』が、ナマケモノ関連企業のゆっくり堂から、昨日リリースされました!
311から4か月目にあたる、7月11日発売です。
http://namakemono.shop-pro.jp/?pid=32854498

辻さんの「あとがき」はこちらでお読みいただけます。

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また、現在発売中のBe−Palの辻さん連載「カフェノマド」にもスラックさんが取り上げられています。311の原発震災を、「天からのメッセージ」だと答えたスラックさんの真意とは?

スラックさんは、日本ではまだまだ知られていないのですが、greenz.jp風にいえば「エコすごい人」、ソトコト流(ナマクラ流?)にいえば、「カルチャー・クリエイティブ(文化創造者)」、ヘレナさん太鼓判のローカル化運動のキーパーソンです。

グローバリズムを徹底的に批判する、その辛辣な口調の一方で、やさしい微笑みや仏教への敬けんな信心も持ちあわせていらっしゃいます。若いフォロワーも多く、ナマクラのように(というより、ナマクラの先達的な存在)、タイでエコビレッジや社会的起業を手掛け、アジア諸国とのSlowな交流を含めた人材育成にも取り組んでいます。

本では、「開発」という概念について、シューマッハーの仏教経済学やブータンのGNHを紹介しながら、これまで西洋諸国がタイはじめアジアに強いてきたGDPで成果をはかる開発と、仏教的視点を取り入れた、民衆の側にたった、循環的な開発(かいほつ)について論じています。

私たちは、つながりを壊していくような近代型の開発ではなく、地域の、人々の幸せを増やしていく
ような開発(かいほつ)をこそ目指すべきであり、それが、ヘレナさんがいうローカル化運動、スラックさんが提唱してきたエンゲージド・ブディズムなのだなあと、感じる1冊です。

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翻訳には、理事の宇野真介さん、装丁には、会員の上野宗則さん夫妻も関わってくださり、ナマクラのGNHツアーでも今後の拠点となる、ムーブメントに直結した本。

京都、東京でのイベントも、おすすめです!

ぜひ、生のスラックさんに会いにきてください。
26日の見樹院イベントは、JNEBの協力で、Ustream配信予定です。京都、東京どちらもいけないという方は、ぜひPCからご覧ください。
posted by GNH at 23:18| Comment(0) | 日記
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