2011年10月19日
すべてはあなたの中に〜世界を変革するヨガレポートその1
ニューヨークから、コロンビア出身のヨガマスター、アンドレイ・ラムさんが来日。 ナマケモノ倶楽部とともに、穂高養生園@松本にて3泊4日のリトリート、カフェデラテラ@戸塚、SHOZO cafe@那須/ 沖ヨガ道場@南会津を1週間旅しました。(イベント参照ページ)
旅のテーマは「Be The Change!」ポスト3・11の時代をむかえるわたしたちは、世界のどのような変化になれるでしょうか?アンドレイはヨガを通じて、これからの日本の「自己・地球革命」の役に立ちたいと辻信一さんに一通のメールをくれたことから、この旅の企画が実現しました。
ヨガのリトリート(合宿)の舞台は、自然治癒力を高める・統合医療を目的とした穂高養生園。
そこは、サルやカモシカが姿を現す森の中にあり、地球のぬくもりが伝わってくるような木や土の自然素材からできた宿、ホール、カフェ、地元の有機野菜をまるごといただく一日二食の玄米菜食。
そのごはんの色の鮮やかさ、香り、美しさに感動、おいしさに感動、料理してくださったスタッフ、そして地球の愛情に感動しっぱなしでした!居るだけでふしぎと心がほっと開く、生きる力がわいてくる、そんなホリスティックなエネルギーにあふれた場所です。
アンドレイはまず、人の体の7つのエネルギーセンター「チャクラ」の話からリトリートをはじめました。朝は自然の中、新鮮な空気と鳥の声とともに、「呼吸法」から一日をスタートします。太陽が高くなるにつれ、ヨガの動きとともにたっぷりと体を伸ばし、おいしいごはんと、温泉。体と心が内側からあたたまるのを感じます。
午後は原生林の森を歩き、瞑想。森の声、森の一部である自分の内側の声に、耳をかたむける。
アンドレイがいいました。
「You are in everything. Everything is in you.
(すべての中に、あなたがいます。あなたの中に、すべてがあります)」
わたしの中にすっと入ってきたヨガの生き方。それは「環境を守ろう!」より「自然の一部である自分を守ろう」というディープエコロジーそのもの。
アンドレイは3・11をこう語っています。
「日本で大地震が起こり、原子力というどうやって止めたらいいのか、どうやって処分したらいいのかわからない大問題に気づかされました。地球を思うようにコントロールできるという、人間の浅知恵と愚かな行為を気づかせるために、大地は地震だとかさまざまな形をとって、我々に警告を発しているのではないでしょうか。そしてもう一度相互に、支えあい、つながりあう関係へと、我々を導いているのではないでしょうか。」
大地震、原発事故、放射能、という問題を、すべてネガティヴにとらえ悲しみ、元気を失くしてしまうだけで終わるのではなく、これらはわたしたちに「Be the Change」=「世界の変化になる」という可能性を示しているのではないでしょうか?
夜のギャザリングでは、地元の人もまじえて、「Be the Change, you want to see」、あなたが見たいと思う世界の変化、コミュニティ、健康、農、教育、幸せのイメージを語り、共有しました。
3日目の夜はキャンドルナイト。アンドレイからひとりひとり、炎が伝わり、渡され、光が円になりました。
「今、みなさんが暗闇に自分の光を灯しました。あなたの光が消えそうになったときは、まわりのみんなが光の炎を分けて助けてくれるでしょう。光を共有してください。あなたのまわりから照らしてください。」
4日目の朝、プログラム最後ののシェアリングでは、参加した方から「なぜかすごく居心地がよかった。みんなとはじめて会ったという気がしなかった」という感想。
アンドレイは、「ぼくはKeibo(辻さん)に会ったとき、今みんなが太陽の下に円を描いて座っている光景をすでに見ていた気がする。今ここにこうして居合わせた必然に感謝します。」といって、3泊4日のヨガリトリートがおわりました。
わたしにとって、アンドレイとの出会い、リトリートのみんな、森と過ごした時間は、わたしの人生を変える、大きな経験でした。自然と自分の関係がより深く、社会と自分の関係がより近く、感じるようになりました。
ひとりひとりが暗闇を照らす光になり、その光は人から人へ伝わってゆく。
いつでもわたしたちはポジティヴな変化になる可能性に満ちている!
だから、Be the Change!
田尻可枝(辻ゼミ、ナマケモノ倶楽部)
posted by GNH at 10:49| Comment(0)
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