311直後の2011年5月、辻さんとナマケモノの仲間たちがブータンを訪れました。ガイドのペマさんのアレンジで、ジグミ・ティンレー首相と会見する機会をいただき、1時間ほど、首相にインタビューさせていただくことができました。
その中でも、「日本のみなさんへのメッセージ」としてやりとりさせていただいた部分を、まとめましたので、お届けします。
2012年06月06日
ポスト311時代を生きる日本のみなさんへ〜ブータン首相からのメッセージ
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2011年12月09日
野草に学ぶエコロジー〜ファン・デグォンさん、いよいよ来日!
ファン・デグォンさんの「野草手紙」読みました。牢獄に残った自らの身体から、雑草とよばれる草たちとのつきあいから、手紙にしたためる妹へのことばから、世界をたぐりよせ、愛するファンさんの文を呼んでたら、私も根っこから世界を大事にしたいと思えてきた。
0歳、2歳、4歳の子どもから、限界集落から、お隣のおばあちゃんとの交流から、海から、畑から、暮らしまるごとから、手から!(藤岡亜美、ナマケモノ倶楽部共同代表)
韓国のエコロジー作家にして生命平和活動家のファン・デグォンさん。いよいよ今日から来日です。
■ファン・デグォンさん生命平和ツアー with 辻信一 詳細こちら
沖縄では、やんばるでの循環農業や森林農法などいのちに寄り添った暮らしの実践を見学させていただきます。
一方で、日本の構造的な暴力が凝縮されている基地の島、沖縄。嘉手納や辺野古をファンさんとまわる予定。九州では、玄海原発、糸島の自然農の実践、南阿蘇でのエコビレッジや、ファンさんの心の友、正木高志さんとの再会。
横浜ではキャンドルナイトイベントに参加、とポスト311後のオルタナティブな動きもみていただき、また東アジアというキーワードで、日本・韓国の市民が「脱原発」への連帯を深めていければと思っています。ぜひご参加ください♪
posted by GNH at 11:07| Comment(1)
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2011年11月23日
野草の声を聴く〜韓国の環境平和運動家、ファン・デグォンさん来日!
「ポスト311」をどう生きていくか。これまでのグローバル化、成長神話からの大転換が求められています。大転換のその先にあるのはローカル化、GNH(国民総幸福)、スロー・スモール・シンプル。それらの答えをすでに実践している方をお招きして、東アジアをキーワードに「東アジア生命平和会議」を開催します。
第一弾として、12月9日から17日まで、韓国の環境平和活動家、ファン・デグォンさんをお招きします。ファンさんは、1985年、当時のチョン・ドファン政権時代にねつ造されたスパイ事件により「無期懲役」の宣告を受け、30歳から13年間の長い月日を刑務所で過ごしました。
生きる希望を失い、また拷問や劣悪な刑務所での環境に身体を病んだとき、ファンさんは「生きのびなければ」と思い自然療法に目を向けるようになります。そのときに目に入ったのが、刑務所の運動場に生えている小さな小さな野草たち。そこからファンさんと野草とのいのちの交流がはじまるのです。(詳しくはNHK出版『野草手紙ー独房の小さな窓から』をお読みください)
1998年の釈放後は、韓国南部の山林にエコビレッジをつくりはじめ、また作家そしてエコロジストとしての人生をスタートさせます。韓国で80万部を記録する大ベストセラーとなった『野草手紙』は日本でも話題を呼びました。1980年代、サティシュ・クマールさんが主宰するシューマッハ・カレッジでも学んでいる思想家でもあります。
<<ファン・デグォンさん:東アジア生命平和ツアー>>
12月10日(土)18時〜20時、沖縄、カナンスローファームにてトークイベント(ファン・デグォン、辻信一)
12月12日(月)夜 福岡、おかげさまカフェimacocoにて夕食交流会(ファン・デグォン、辻信一)
12月16日(金)18時半〜20時半、神奈川、善了寺にて100万人のキャンドルナイト冬至イベント(ファン・デグォン、田中優子、辻信一)
●ファン・デグォンさんプロフィール
1955年、ソウル生まれ。著述家。生態共同体研究家。ソウル大学農学部卒業。その後、政治学を学ぶためにアメリカへ。留学中の1985年、身に覚えのないスパイ容疑で国家安全企画部に逮捕され、無期懲役の宣告を受ける。特赦によって釈放されるまでの13年2カ月、牢獄生活を送る。釈放後、農業をはじめる。1999年、アムネスティ・インターナショナルの招きで2年間、ヨーロッパに滞在。ロンドン大学インペリアルカレッジで農業生態学を学ぶ。現在、生態共同体研究会を主宰するとともに、緑色大学に生命農学教授として在籍。著書に『百尺竿頭に立ち』、『世界のどこにでも我が家はある』(いずれも未邦訳)『野草手紙』(NHK出版)などがある。
ナマケモノ倶楽部メンバーによる2011年10月韓国ファンさん訪問記はこちら。
posted by GNH at 13:23| Comment(0)
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