ガサ滞在二日目。午前中ガサ・ゾンでのツェチュ祭をみんなで堪能した後、体も程よく冷え、村へ帰る途中にガサ温泉に立ち寄りました。
ブータンの温泉とはいかに?と私もドキドキしながら向かいましたが、まずは温泉につくまでの山道が予想以上に大変でした!
ペマさんの話では、行き15分・帰り20分くらいだよ〜というので、軽く考えてのぞみましたが、どうやら15分はブータン人の足で15分ということだったようで、日本人では軽く行きは30分、帰りは45分以上はかかる、ショートハイキング。
汗だくで山を下り、たどり着いたのは日本のキャンプ場のようにたくさんのテントが張られた渓谷。
話を聞くとどうやらブータン人ははるばる旅してここにテントを張り、1か月〜2ヶ月などの長期間、家族で湯治に来るそうです。
その渓流沿いに、小さな櫓の中に温度の違う温泉が4つ。
そしてそのすべてにブータン人がぎゅうぎゅう、まさにイモ洗い状態で入っている!!
ちなみにこの温泉、2009年にブータン全土を襲った集中豪雨の際、施設も全て流されてしまったそうで、現在の施設は新たに建設したものということです。
ひしめき合うブータン人に、最初「ひょえ〜」とおののきながらも、クズザンポー(こんにちは)の歌などを歌う日本人たちにブータン人も盛り上がり、同じ釜の飯ならぬ、同じ窯の風呂につかりながら、楽しいひとときを過ごしました。
こういうおおらかな時間がブータンの旅の醍醐味だと思います。
写真でこのイモ洗い感が伝わるでしょうか・・・?
(※男女混浴ですが、みんな水着を着用しています)
そして帰りは再び20分ならぬ、小一時間の道のりを、重い足取りで登りました・・・涙。
(2013年報告集より 報告者:岩見弥生子)
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2013年07月11日
ブータン温泉事情【2013春GNHツアー報告集より】
posted by GNH at 16:53| Comment(2)
| 2013春GNHツアー
2013年07月02日
ブータンの自然、人、そして動物 【2013春GNHツアー報告集より】
辻先生のご著書『GNH:もうひとつの豊かさへ、10人の提案』の翻訳者でもある私は今回のツアー唯一の韓国人参加者。仁川空港を発ちバンコクにて一行と合流しました。(報告集‘ぺマさん宅ホームパーティ’の写真の中で紫色のキラを身に纏いぺマさんの親戚かご近所さんと化しています。^_^)
ヒマラヤ3,150mの峠を越えたり3,100mの崖に建てられた僧院に登ると、とても想像できない‘非日常的’場面なので高山病の薬を処方してもらってからも心配が続き、着替えるといっても殆んどゴアテックスの登山服を用意していました。ところが、都市は標高2500m程度の山間に位置するため峠は車で軽く通り僧院は2時間あまりの山登りでというふうに‘日常的’に旅行日程を過ごすことができました。山間の堆積層は土が肥えていて、そこで採れる野菜の種類も豊富で、簡単に炒めただけの料理でも美味しい。また緯度は低いため3月なのに日差しが眩しく、運転をするならサングラスなしではできないくらいでした。
ちょうどその日差しのお陰でしょう。イタリア人にけっして負けない‘超陽気なブータン人’。ホスピタリティも客を腹の底から笑わせてくれる独特なものでした。
首都Thimphuに着いて初めて入った所は外国人向けレストランのある建物。昼食を済まして階段を下りると、玄関先に何とも言えない習性を見せている犬がいました。人が通ってもゼンゼン動かず、尻尾を丸め、機嫌の悪そうな目つきでチラッと見ているだけ。なんて生意気なヤツだろうと思ったのも瞬間、その日の晩、ホテルの外は彼ら犬たちによって占領されていました。怖くて夜の散歩などとても考えられない。ブータンは犬にとっても‘幸せの国’でした。では韓国の犬は? ワンちゃん専用の美容院に連れて行ってもらう代わりに性的機能を奪われてしまう。ついでに言うと最近の韓国社会は世界一出産率が低く美容整形科病院が盛業中。もう犬は滅種しペットや伴侶動物が棲息しているようです。
ブータンへの旅から時間が経っても脳裏を離れないのは、あの眩しい日差し、輝かしい人々、そして幸せな犬たちでしょう。
(2013年報告集より 報告者:許文卿(ホ•ムンキョン)さん)
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ヒマラヤ3,150mの峠を越えたり3,100mの崖に建てられた僧院に登ると、とても想像できない‘非日常的’場面なので高山病の薬を処方してもらってからも心配が続き、着替えるといっても殆んどゴアテックスの登山服を用意していました。ところが、都市は標高2500m程度の山間に位置するため峠は車で軽く通り僧院は2時間あまりの山登りでというふうに‘日常的’に旅行日程を過ごすことができました。山間の堆積層は土が肥えていて、そこで採れる野菜の種類も豊富で、簡単に炒めただけの料理でも美味しい。また緯度は低いため3月なのに日差しが眩しく、運転をするならサングラスなしではできないくらいでした。
ちょうどその日差しのお陰でしょう。イタリア人にけっして負けない‘超陽気なブータン人’。ホスピタリティも客を腹の底から笑わせてくれる独特なものでした。
首都Thimphuに着いて初めて入った所は外国人向けレストランのある建物。昼食を済まして階段を下りると、玄関先に何とも言えない習性を見せている犬がいました。人が通ってもゼンゼン動かず、尻尾を丸め、機嫌の悪そうな目つきでチラッと見ているだけ。なんて生意気なヤツだろうと思ったのも瞬間、その日の晩、ホテルの外は彼ら犬たちによって占領されていました。怖くて夜の散歩などとても考えられない。ブータンは犬にとっても‘幸せの国’でした。では韓国の犬は? ワンちゃん専用の美容院に連れて行ってもらう代わりに性的機能を奪われてしまう。ついでに言うと最近の韓国社会は世界一出産率が低く美容整形科病院が盛業中。もう犬は滅種しペットや伴侶動物が棲息しているようです。
ブータンへの旅から時間が経っても脳裏を離れないのは、あの眩しい日差し、輝かしい人々、そして幸せな犬たちでしょう。
(2013年報告集より 報告者:許文卿(ホ•ムンキョン)さん)
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| 2013春GNHツアー
2013年06月28日
ブータンGNHツアー2013・春参加感想文【2013春GNHツアー報告集より】
素朴、信仰、ヒマラヤ、民族衣装、GNH、立憲君主制、国王夫妻、というキーワードをもつ幸せの国という耳学問で、是非いつか行ってみたという思いがあったので、今回絶好のタイミングで参加でき満足しています。いろいろな場所を訪れ、生活に触れ、話を聞き、交流する経験ができたことは、観て回る型の観光とはふた味くらいは十分に違う中身の濃いツアーであり、そのナマケモノ倶楽部らしさが、この国にはよく似合っており、私などの還暦超えの男にとっても毎日がわくわくの連続でした。GNHインタビュー、ぺマさん宅のパーティやダムジ村のホームステイ、キャンプファイヤー、温泉、ドルジおじさんどれ一つとっても観光というより、参加して人と触れ付き合う体験が大変新鮮でした。もちろん、桃源郷というような、来る者の勝手な思い込みとは違う国の形や人の暮らしがあり、こちらはそのごく一部分を撫でた程度の体験かも知れませんが、とてもゆっくりした時間の流れの中で人々が動き、祈り、そして笑っているような光景がいつもあり、その感覚にしっくりとはまっている自分が発見できました。決して走らない、ストリートドッグもゆっくりと安心して暮らしているような。
そしてもちろん、今回の毎日の楽しいイベントや体験はぺマさんはじめタシさんやワンディさんトーリさんたちの通常のガイド&ドライビングを超えたチームのサポートがあったからからであることは間違いありません。彼らは顔が良いだけでなく素晴らしい人間でした。感謝です。友達として今後も付き合える機会があれば幸いと思っており、そういう意味で、今回は地図で見ても西のごく一部の場所だけしか行けなかったので、できるだけ早い機会に今度は中央や東のほうも是非訪ねてみたいと思っています。私のブータンはまだ始まったばかりかも知れません。よろしくお願いいたします。
一般論を言ってしまうと観光インフラは遅れていて、帰りのバンコクでみなお土産をたくさん買っているのはいかにもブータンにとってもったいなく、ほかにトイレの美化とか観光地としての課題はまだまだたくさんあると思います。また道路の整備なくして観光の広がりはないと思うけど、その反面普通の国になってほしくない思いは強くあります。きれいで便利になったけど忙しく雑然とした街はブータンには似合わないでしょう。今回知り合うことができた皆さん、また次のブータン行きでご一緒しましょう。

(2013年報告集より 報告者:中久保慎一さん)
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そしてもちろん、今回の毎日の楽しいイベントや体験はぺマさんはじめタシさんやワンディさんトーリさんたちの通常のガイド&ドライビングを超えたチームのサポートがあったからからであることは間違いありません。彼らは顔が良いだけでなく素晴らしい人間でした。感謝です。友達として今後も付き合える機会があれば幸いと思っており、そういう意味で、今回は地図で見ても西のごく一部の場所だけしか行けなかったので、できるだけ早い機会に今度は中央や東のほうも是非訪ねてみたいと思っています。私のブータンはまだ始まったばかりかも知れません。よろしくお願いいたします。
一般論を言ってしまうと観光インフラは遅れていて、帰りのバンコクでみなお土産をたくさん買っているのはいかにもブータンにとってもったいなく、ほかにトイレの美化とか観光地としての課題はまだまだたくさんあると思います。また道路の整備なくして観光の広がりはないと思うけど、その反面普通の国になってほしくない思いは強くあります。きれいで便利になったけど忙しく雑然とした街はブータンには似合わないでしょう。今回知り合うことができた皆さん、また次のブータン行きでご一緒しましょう。

(2013年報告集より 報告者:中久保慎一さん)
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posted by GNH at 18:44| Comment(0)
| 2013春GNHツアー